熊本県立大学環境共生学部3年 堤麻耶
いわゆる文系学部の学生が多いイメージのあるインターンですが、理系や専門職養成課程の学生も活躍しています。多くの学生が管理栄養士を目指す学科で学ぶ堤さんもその1人で、専門学科の強みに仕事の力を上積みすることで成長していきました。そんな堤さんの成長への想いを語っていただきました!
●いつ、どのような内容のインターンを経験しましたか?
2年生の5月頃から11月頃に、株式会社くまもと健康支援研究所(略して「くま健」)という、寝たきり予防や病気の予防のために様々な専門職(管理栄養士、理学療法士、保健師等)の方が働いている企業にインターンをさせていただきました。
くま健は対象者のほとんどが高齢者です。若い人はくま健のことを知らないことから、くま健は新たな人材を確保することが難しい状況にありました。そこで、私たちインターン生がくま健と学生の架け橋となり、学生のみなさんにくま健を知ってもらおうという事でイベントを企画し、運営していきました。
●仕事の世界に飛び込んでみて、学生の世界といちばん違ったことはなんですか?
時間ですね。時間を守ること、すぐに返信することです。学生のうちは、遅れても謝れば済みますが、仕事場では年上の方が多く、時間を守らないと信用を失うので……。信用がないと仕事もうまくいきませんので、気をつけるようにしていました。
あとは、結果が大切であること。そのプロセスももちろん大切ですが、やはり企業としては結果が出ないとやっていけないので、結果を出すことが大切だという事を実感しました。結果が大切であるというとすごくプレッシャーを感じますが、結果が出た時とても嬉しくてやりがいを感じることができるので、結果を重視することは悪いことではないなと思います。
●インターンをしてみて、「すごい!」「かっこいい!」「憧れる!」など、とにかく心を動かされた経験はありますか?
それは、くま健の松尾社長です!松尾社長は、社員の皆さんに「インターン生とは今後またどこかで一緒に働くかもしれないから、そのつもりで接するように」と伝えていらっしゃったそうです。そこには、私たちが仕事をしやすいようにと配慮してくださったのもあると思いますし、一つ一つの縁を大切にしたいという社長の思いがあったと思います。この言葉を聞いた時に、とても愛を感じたというか、私たちのことを考えてくださっているんだという事を感じて、もっと頑張ろう!という気持ちになりました。仕事は一人ではできないので、私も社会人になったら周りの人に愛をもって接することができたらなと思います!
●もしインターンをする前の自分に将来のアドバイスをするとしたら、なんと言いますか?
失敗を恐れずに、とりあえずインターンでやってみること!です。
私は、チラシを配ったり、告知をすることが本当に苦手で……断られるのが怖くて、イベントの集客でもなかなか積極的にできませんでした。でも、自分の苦手なことを恐れて逃げているだけでは何も変わりません、本当に!自分も成長できないし、もちろん結果も変わらない……
私は結局最後のほうでやっと、少し声をかけることができるようになったくらいでした。今思えば、チラシ配りや告知は、慣れで頑張ればできるようになるものだと思います。ほんとに、「負けるな!自分!」と伝えたいですね
●インターンをやってみて良かったですか?そしてなぜそう思いますか?
やってよかったと思います。良い仲間や良い人たちに出会えたからです!
私は、同じ大学の女の子と一緒にインターンをしました。活動期間の半年、正直長かったし、途中でやめたくなる時もありました。でも、その子がいて、いろんな気持ちを分かち合ってきたからこそ、自分だけやめるわけにはいかないなと思いました。その子がいなかったらここまで出来ていなかったと思います。本当に刺激し合えるいい仲間です!(笑)
インターンの仲間だけではなくて、くま健の社員さんやスーパーバイザーのOさん、同じ時期に始めたインターン8期の皆さんやフミダスのスタッフの皆さん!本当にたくさんの方に支えられて、半年間の活動をやり遂げることができました。本当にいろいろな素敵な人に出会えて、とても充実した半年間でした。
半年間はとても長いけど、他の人たちとは違った体験、成長ができる良い機会だと思います!大学生活だけではもったいない!学生のうちに社会に出る心構えができるので、実践型インターンシップは良いと思います!